16列CT

外部からは人体の内部がどうなっているかは、どうやっても肉眼で観察することは不可能です。しかし、CT装置により身体の輪切りの写真を撮影することで、内部の観察をすることが可能になります。

当院では16列の検出器を持ったマルチスライスCT(GE社製Brght Speed)を備えております。頭部の通常撮影では5mmの厚さで26~30枚ほどの写真を撮影します(約2~3分かかります)。ただし、5mmで撮影した画像を約0.6mmに分解し再構築する画像処理することで、頭部全体を多方向から観察することも可能です。胸部や腹部は体格にもよりますが、10~20秒ほどの息止めで撮影が終了します。

また特殊な検査としまして、造影剤を使用し、血管と骨の位置を立体的に観察できる3D-CTA(主に頭部や頚部)なども行っています。尚、放射線(X線)を使用しているため、妊娠の可能性のある方は検査が受けられないこともありますので、事前にご相談下さい。

16列CT外観
16列CT外観
3D-CTアンギオ (内頸動脈瘤)
3D-CTアンギオ (内頚動脈瘤)